台場火山灰について

風神窯の釉薬は地元で採れる通称「台場火山灰」を使用したオリジナルのものです。
台場火山灰について、旭川工芸センターで配布された資料を引用しておきます。

 台場火山灰(十勝熔結凝灰岩:Tokachi welded tuff)
上川平野・富良野平野を結ぶ北海道中央低地帯に沿って広大な面積を占めている十勝熔結凝灰岩の西北端の部分(雨粉大地)を俗称で「台場火山灰」と呼んでいます。
台場火山灰は火山灰の名称がついていますが,火山噴火時の降灰による火山灰ではなく,高温の火砕流等が固化した熔結凝灰岩が冷却時の条件で火山灰の様になったものです。よって,他の地域の降灰による火山灰とは異なります。
この十勝熔結凝灰岩(台場火山灰)は淡黄色~淡褐色を示し,非常に粗粒多孔質な形状で,絹糸状の光沢を有する長く延ばされた浮石片(軽石)を多量に含んでいます。浮石片(軽石)の形状は不規則で大きさも不定ですが,長径5~10 Cm のものが多くみられます。さらに,顕微鏡下では全体的にガラス質が豊富なこと,また斑晶として石英,斜長石,黒雲母等が観察できます。
十勝熔結凝灰岩の岩体としては美瑛軟石が有名で,JR美瑛駅舎の壁材,倉庫壁材・基礎材等に利用されています。
また,美瑛軟石の採取場で見られる柱状節理は,鉱物組成から見ると十勝熔結凝灰岩(台場火山灰)は石英安山岩質~流紋岩質の岩質で,層雲峡大函・小函の柱状節理として存在する輝石安山岩質の大雪熔結凝灰岩とは性質を異にしています。そのため本岩は岩質,産状,分布状態から大雪熔結凝灰岩とは別に十勝熔結凝灰岩と命名されています。

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